ぼっちな彼女に溺愛中

日曜日。

11時待ち合わせとかってはえーんだよ、マジで。

大学生のお姉さまのおうちから直行した俺は、まだ覚め切ってない頭で待ち合わせ場所にいた。

しかも、章吾たち来ないし。

時間は5分前。

ちょっと早く来すぎたかなー。

とりあえず、章吾に着いたって連絡しとくか。

そう思ってラインを起動したところで、視界の隅に、女物のサンダルが目に入ってきた。

「神矢くん。」

聞きなれない高い声が俺を呼び、反射的に頭をあげる。

そこには・・・

え、だれ?

今までで、間違えなく一番の美少女が俺を見上げていた。

マジで誰?こんな可愛い子いたっけ?

真っ白な肌に、茶色い大きな瞳。すっと通った鼻筋と

赤く色づく小さな唇。

胸元まである茶色に近い黒の長い綺麗な髪を、右耳だけかけて、ピンでとめている。