「章吾~!!」

いきなり、名前を呼ばれて振り返ると

同じクラスの女子集団。

「おう。」

「章吾、今日ひま?」

「ん~。」

今日、行こうか迷ってたんだよな。

でも昨日も行ったし・・・。

「微妙?」

「え~なにそれ!

まあいいや。もしヒマなら、一緒に遊ばない?玲二も。」

「なんか、俺おまけって感じ?」

玲二がすねたように言う。

「そんなことないよ~。

二人のほかにも同クラの男子来るし。」

「考えとく。」

「じゃあ、決まったらラインして。

玲二は?」

「俺、今日デート!」

「残念~。」

3人のうち誰となんだか・・・・。


女子らと歩いていたら、教室についていた。

教室に入ると、ちょうどぼちたにと目が合った。

サッと視線をそらす。

たぶん、周りの目を気にして。

でも、なんかそのしぐさが笑える。