ぼっちな彼女に溺愛中

でも、その約10分後。

俺はさっきの自分の選択を大きく後悔することになった。

「・・・愛樹。」

本当に偶然だった。

なんで、こんなところにいるんだ。

反対から歩いてきて、ちょうど同じタイミングでお互いのことに気付いた。

向こうは一瞬びっくりしたように俺を見て、そして、俺の右腕に絡みついている女に視線を向ける。

やばい・・・。

「あ・・・いだ、くん・・・・。」

愛樹は菜月からパッと視線をそらして、一瞬だけ俺を見て俺の名前を呼んだけど、すぐに地面に視線を落とした。

まるで、この光景を視界にいれまいとするように。

やばい・・・

頭の中はさっきからその言葉でいっぱいだ。