ぼっちな彼女に溺愛中

あーちゃん、ね。

可愛いな・・・。

俺も今度呼んでみようかな。

呼ばれて、びっくりしつつも顔を赤くする愛樹を思い浮かべる。

うん、いい。呼んでみるか。

って・・・呼ぶ方も結構なハードルじゃね?

なんかバカップルみたいだし。

まあ、愛樹とバカップルなら、ぜひともなりたいけど。

「・・・なに一人でニヤニヤしてるの?」

げ・・・俺顔にでてた?

「別にニヤニヤなんてしてねーし。」

「してたね!

ふ~ん。章吾も、そんな顔するんだ~?」

ますます菜月の興味はわいてきたみたいだ。

今日の俺は、いろいろミスしまくりだな。

けど、愛樹を好きになってからの俺はこんなことばかりだ。

うまくいかなくて、かっこ悪いことばかり。

愛樹にかっこよく思われたいし、ドキドキしてほしいのに、気づくと愛樹の可愛さにこっちがドキドキしてる。

「マジで興味あるな~あーちゃん。写真ないの?」

「ねえよ。」

「え~つまんな~い。」

「もういいだろ!」

そろそろマジで恥ずかしいわ。

・・・けど、そんな俺の願いも虚しく、それからしばらく菜月にいじられ続けた。