ぼっちな彼女に溺愛中

日曜日。

俺は約束通り菜月と会って、カラオケではなくファミレスで主に昔話に花を咲かせていた。

「えーじゃあ、まだ玲二は相変わらず浮気症なんだ?」

「まあ、あいつの場合は、誰が本命かわかんねーし、どっちが浮気相手なのかもわかんねーけどな。」

「確かにね。どこがいいんだか。私は章吾派だからなー。」

章吾派?なんだそれ。

「知ってた?中学のときに、女子の間でそういうのあったんだよ?

章吾派か、玲二派か?みたいな。」

「知らねーよ。勝手になにやってんだよ。」

自分の知らないところで繰り広げられていたそんな論争に、思わず笑ってしまう。

「で、私は章吾派だったの~。」

「そりゃどーも。」

ぺこっと頭をさげる俺を見て、菜月は得意気に笑う。

「でもな~そんなみんなの人気者、みんなの章吾が恋か~。」

みんなの章吾・・・

理奈にも言われたけど、俺はそんなにみんなのものって感じがするのか?