ぼっちな彼女に溺愛中

「え、絶対嘘だー!

なになに?ついに、本命でもできたか?」

「・・・は、はあ!?」

図星をつかれて、自分でもわかりやすく動揺した。

「・・・・え?」

菜月はそんな俺を見て、びっくりしたように少し立ち止まる。

「ちがうから。」

俺はそんな菜月をおいて足早にまた駅への道を歩く。

「ちょっと待ってよ。」

がばっとバックをつかまれ、仕方なく振り返ると意外そうな顔。

完璧にばれたか・・・。

にしても、なんだその顔。まあ、そりゃそうだよな。

俺だし。玲二だって、はじめ全然信じられねーって感じだったし。

「まじなの?」

十中八九、ばれてしまったものは仕方ない。

俺は「とりあえず、離して。」と菜月の手をバックから振り払った。