「章吾が、他の子のところにいっちゃっても愛樹は平気なの?」

他の子のところに・・・

私から飽きて、もう近くにはいてくれなくて

それどころか、他の・・・別の女の子のところへ・・・

それは・・・

「章吾の隣が、自分じゃなくてもいいの?

もうそばに、章吾がいてくれなくてもいいの?」

・・・いつか、来るかもしれないその現実。

私のそばから藍田くんがいなくなる。

今の生活が、普通じゃない。

私の普通は、一人。

藍田くんと図書室で出会ったあの日から、がらりとかわったけれど

藍田くん次第で、前の私に戻ることなんてたやすい。

でも、今は理奈ちゃんがいる・・・。

もし、藍田くんがいなくなっても理奈ちゃんが・・・・

「章吾に、そばにいてほしいんじゃないの?」

藍田君、に。

私は・・・・

私は・・・・