私の言葉を聞いた理奈ちゃんは、しらけたような顔をしてパスタを黙々と食べ始めた。

「理奈ちゃん・・・?」

いきなり静かになった理奈ちゃんによびかける。

ちらっと目だけを向けて「ごちそうさまです♪」とにこっと笑う。

「もう、パスタいいの?」

「ちがうわ。」

パスタに対してかと思ったけど、ちがうみたい。

「あーあーあー。」

意味もなく、声を発する理奈ちゃん。

「愛樹!」

「はい?」

「そこまでされて、ほんっとうに、わからないの?」

え?え?

なにが?

理奈ちゃんはついには、あきれたように「いい?」と私を見た。

「はい。」

「章吾は、愛樹が好きなのよ。」



・・・・へ?