ぼっちな彼女に溺愛中

帰り道、理奈ちゃんがお腹すいたというので、ファミレスに寄り道する。

友達と、寄り道・・・!

少し浮かれながら、パスタを食べる理奈ちゃんの部活の話を聞いていた。

「やっぱ全然だめだわー。レギュラーに戻れるのはいつかな~。」

「理奈ちゃんなら、すぐだよ!」

「まあ、それはね。あたりまえよね。」

ふふっと得意げに笑う理奈ちゃん。

たくさん練習してるんだろうな。

理奈ちゃんと仲良くなったのは最近だけど、私が考えていたよりも理奈ちゃんはすごく頑張りやさんで、負けず嫌いだ。

部活もきっと必死に今までの分を埋めようとしてるんだと思う。

すごいな~。

私は部活入ってないし、スポーツもできないもん。

「そういえば、図書室に向かう途中章吾に会ったよ。

挨拶だけしたけど、もしかして一緒だったの?」

「あ、うん。」

理奈ちゃんはまだ、藍田くんとは気まずそうだけど、それを隠すようによく藍田くんの話をする。

まあ、私は友達いないし共通の話題も少ないのもあるけど。