昼休み。

理奈を呼びだして、あの教室で俺たちは待っていた。

ガラガラ・・・

入ってきた理奈の横には愛樹がいた。

一瞬目があって愛樹に頷かれて、腹をくくる。

「理奈。」

俺を先頭に、あの日の面子が揃っていることに、理奈の顔がこわばった。

「な、なに?話って。」

思い出したくないことを、思い出させていることはわかってる。

けど、全員理奈への思いは一緒。

・・・一斉に頭をさげた。

「ごめん。」

「ごめん、理奈。」

俺が最初に謝る。続いて、玲二・・・他の奴ら。

バラバラに各々理奈へ謝罪した。

「許されないことはわかってる。

本当に最低なことした。けど・・・謝らせてほしい。

悪かった。」

俺が声をかけて、した事だ。

俺に一番の責任がある。こいつらは、俺に巻き込まれただけ。

でも、こいつら全員、理奈にずっと謝りたかったことも知ってる。

だから全員呼んだ。