一週間後。

テストが終わった、ちょうど次の週の月曜日。

学校に行くと、理奈がいた。

その状況、俺はすごく安心した。

そして、思いがけず、理奈は愛樹の席の前の席に座って、楽しそうに愛樹としゃべってた。

クラスのみんなはめちゃくちゃ意外そうにその光景を眺めてて、理奈と仲良かった奴らは、理奈と話そうとしなかった。

女の友情・・・。

愛樹と理奈、全然タイプの違う二人だけど、俺は妙に納得している。

デートの帰り道のことを知ってるからかな。

「理奈いるじゃん。」

隣から玲二がバツの悪そうな顔をしてこっちを見てくる。

「ああ。今日の昼休み、あの面子招集しといて。」

「らじゃー。」

俺の意図が分かったように、玲二は素早くラインする。

次は俺の番。