ぼっちな彼女に溺愛中

「てか、愛樹どうしたの?」


・・・・は?

その一声に俺の思考回路は一旦停止。

「あ、うん。お母さんから預かってきたの、さっき渡し忘れてて。」

俺に気遣いながらも市谷は俺を通り過ぎて、沈黙を破った鶴の一声をあげた人物のもとへ歩み寄る。

「なになに!?うわ!これ、おばさん手作りのおはぎ!?めっちゃうれしいー!!」

その人物は、市谷からタッパーを受け取り市谷をぎゅっと抱きしめる。

「ありがと!わざわざ追いかけてきてくれたんだね~。」

え?なに、どゆこと?

市谷、浮気相手と知り合い?そこ仲良し!?

てか、浮気相手が市谷を好いているように見える。

「ごめんな、アズ。俺も言われてたのに忘れてたわー。」

俺の存在は軽く無視で、3人で仲がよさそうにしゃべっている。

俺だけ一人状況についていけていない。

そんな俺の横に玲二が追い付き並ぶ。

「おい、章吾!一体どうしたんだよ?なにやってんの?」

いきなり飛び出した俺を追いかけてきて、状況を確認する玲二も、もちろん「え、だれ?」と女を指さしている。

その玲二の発言にしゃべっていた3人の注目が集まった。

市谷は慌てたように「ごめんね!」と謝ってくる。

「2人のことおいてお話しちゃったね。この人は・・・・」

・・・バシッ!!!