季節は春。私は高校1年生。
私立の高校。そして高校デビュー。
ここは校則がゆるいため私は腰まである髪を真っ黒に染めた。
もともと茶色だったため黒色が憧れだった。そして天然パーマだったためストレートをかけた。
メイクも中学のとき勉強したおかげで5分で終わり、真新しい制服を着た。
私は髪を結ぶのが嫌なためおろしてる。
校門の前で一息ついた。
ここはお金持ちの人が結構いると噂。
私もお父さんが社長で裕福な方だ。
私の名前は蒼空。名前が空なのか私は真青な空が大好き。
いつでもどこでも空をみあげてる。
そうして今はクラス表の前。友達が一人もいないため誰となろうがなにも思わない。
私は1-Aだ。クラスの前の一番右の一番後ろ。窓側の席だ。
隣の席にはすごい爽やかで髪の毛は綺麗にセットされてて黒色で長めな男の人。いわゆるイケメン。
私は心で思った。好き。一目惚れした。でもこの人はきっとモテる。
叶うはずのない初恋がスタートした。
そう思ってると急に話しかけられた。
「なにボーッとしてんの？？俺、甲斐涼介よろしくっ！お前人形みたいw」
えっ…人形って……
「あ、はじめまして蒼空。人形って…？」
「空かぁいい名前。俺真青な空が好きだから空って名前羨ましいなっ…」
同じだ…
「同じ…私も真青な綺麗な空が好き。だから名前は嫌いじゃない…。涼介君も爽やかな名前でいいじゃん。」
「ハハッ俺も名前は嫌いじゃないよ。仲良くしていこうなっ！あ、アドレス教えてくんねぇ？」
「？？ん…まぁいいけど、…☆☆だよ。」
「ありがと！よろしくなっ！」
「うん！」