あっという間に時は過ぎ。

三人でわからないところを教えあいながら…

というか、ほとんど僕が教えてたんだけど、どうにか夏休みの友を終わらせた



詩織ちゃんや俊ちゃんがいたおかげで、サボることなく取り組めたのはとてもよかった



一人だと、どうしてもだらけてしまう



しかし、俊ちゃんが存外真面目なのは驚いた


ぶっちゃけ、俊ちゃんて見た目野球バカにしか見えない

サッカー部だけど。



わざわざばあちゃん家に来てまで宿題をするのはどうかと思うけど、ここに来た理由はもともと宿題が理由だったし、後でツライ思いをせずに夏休みの友を終わらせたんだから有意義な一日だったな




きもだめしが残ってるけどね



やだなー、怖いなー



そんな僕の心を知ってか知らずか俊ちゃんは意気揚々と


「バーベキュー楽しみだなー!!
肉、肉ーーー!!!!」

なんて騒いでる


「肉ーーー!」


ああ、詩織ちゃんも乗っちゃったよ


「ほら、カナタ君も!」


「「「肉ー!!!」」」


もうどうにでもしてくれ。