闇 それは誰にでも存在するもの。 知られたくなくて隠し通す者もいれば誰かと共に乗り越えようよする者もいる。 しかし杏の闇はどちらともにも当てはまらない。 杏の闇は誰にも明かされる事はなく、杏自身がすがっているものだった。 持っている闇は真琴も同じだ。 しかし彼女らには彼女らにしか理解できない特別なものもあったのだ。