「どうだ?」


「まだだ。」


こんな会話もいつまですれば良いんだよ。


早く前みたいに抱きしめたい。


守ってやるなんて言った癖に何もできなかった俺は杏に合わす顔なんてもうないのに


目覚めるまでは


そう言い聞かせ病室を訪れる


















会いたい


















そう願いながら。