「杏!」 憐がすぐに駆け寄ってきてあたしの体を抱きしめてくれた。 安心出来る。 「大丈夫か、杏!」 「だ…い…じょ…ぶ…」 そう言った時どこからか救急車のサイレンの音が聞こえてくる。 「杏!もうすぐ救急車来るから、頑張って!」 あたしはその真琴の声を聞いた後意識が途切れてしまった。