そしてその沈黙を破ったのは俺だった。


「神鬼は潰す。」


その言葉にはそこに居た誰もが頷いた。


だがひとつ問題がある。


それは人数だ。


こちらの戦える人数が神鬼に比べて圧倒的に少なかったのだ。


そんなことを考えていると飯草が突然どこかへ電話をかけた。


「あたしだけど、幹部だけで今すぐ煌龍の倉庫に来て。」


それだけを言い通話を切る。


内容からして華蝶の面子であることは読み取れた。