「憐!?どうしたのよ急に!」 「買い物に来てたから。」 そう言って憐はあたしの手を握った。 その行動に受付の人も納得したように話し出した。 「あー、デートね。可愛い彼女連れちゃって。」 「席案内しろよ。」 憐は受付の人をスルーするかのように話した。 すると受付の人は諦めたかのようにあたし達を席へと案内してくれた。 「じゃ、ここどーぞ。決まったら呼んでね。」 そういったお決まりの言葉を残して立ち去っていった。