「憐、ありがとう。あたしも憐が好きだよ。」


「えっ!?」


「でも、ごめんなさい。あたしは付き合えない。」


そう言って憐に頭を下げる。


「んでだよ。」


そう言った憐は少し怒ってるように見えた。


怒らせちゃったんだ。


そう、だよね。


両想いなのに付き合うことができないなんて。


あたしが弱いせいだ。


「理由…」


「えっ!?」


「納得行くような理由をちゃんと言えよ!」


憐はもう殺気だってるから怒ってるのは分かる。