後ろに乗せられる前に告げられた一言。 「お前は俺の後ろ。」 そう呟いたのは他でもない憐くんだった。 「ちょ、なんで憐くんが決めてるわけ!?」 「憐。」 思わずつぶやかれた一言。 あたしにはこれが何を意味するのかは分からなかった。 「へ?」 どう反応していいか分からず、とりあえずあたしはそのまま出た言葉を口にする。 すると憐くんから返ってきたのは相変わらずそっけない言葉だった。 「くんなんてつけんな。憐でいい。」 たった一言。 それだけだった。