「入るわけ無い。」 そう一言だけを部屋の中に落とした。 「理由でも?」 「あたしらはあんたらの仲間なんかじゃない。」 「美蝶さんの意見は?」 「は!?」 昂輝の質問は真琴へ向けられる。 しかしそれは真琴と言う人間に向けられたものではなかった。 〃美蝶〃 彼は確かにそう言ったのだ。 「なぜ?」 答えが分からない。