「憐兄さん…」 そして、俺は戮から目線を外し振り返って仲間の方を見る。 「お前ら、すまねぇ。」 そう言って俺は仲間に向かって頭を下げる。 今まではどんな立場になろうとも決して頭だけは下げなかった。 でも、今回は別だ。 それほどにまで、俺は本気なんだ。 「俺は総長になった時、俺は香弥の言ったとーり、傘下は取らねぇ。そう言った。覚えてるよな?」 そう問いかける俺。 それには下っ端や幹部などが頷いた。