机を蹴られた。

いったいなー。危ないでしょうが!

とか言いたいけど無言。

「何かいえよっ!」

「痛っ」

ちょちょちょちょちょ!胸ぐらつかむのなしでしょ!

その時、

ガラガラッ

ドアが開いた。

「お前ら、何やっちゃってんの?」

現れたのは翼・・・と海斗ぉ!?何で?呼んでないし!

「なぁ、何やってんだよって。」

ガンッ!!

穏やかに言いながら、机を一蹴り。

「未亜!どうするの!?」

「ヤバイって!逃げようよ!」

「お前ら、今あいつに謝って黙って帰れば許してやる。それとも・・・・・・。」

海斗?

「それとも、今ここで殺されてぇか?」

すると彼女たちは、

「佐藤さんごめんなさい!」

「ごめんね?許して!」

と、もう必死。しかたないな今回だけは許してやるよ。

「べつに、いいけど。」

そう言うと彼女たちは走って逃げていった。



「助かった~。ありがとね?翼、海斗も。」

「いやぁ、なにもされねーでよかったな。美実。」

「うん。翼、かっこよかったよ~。」

「そうか?ははっ。」

ほんと、翼呼んでよかったよ。

「じゃ、俺こっちだから。海斗たちはそっちか?」

「あぁ。じゃあな。」

「ばいばい翼。」

「じゃあな~。」

あたしと海斗は手をふって翼と分かれた。