「じゃあ‥後藤がお母様に直訴してちょうだい!!!!」




iPhoneから目を離さずに冷たく返した言葉に‥後藤はため息まじりで返す。




「‥‥‥奥様だって心配しておられるのです。」




「心配ね‥‥‥。


そりゃあ‥今回の学園だって‥偉大なるお祖父様が創立した学園ですもの‥‥‥‥そりゃあ心配でしょうね‥。」





いつもの口調で皮肉に答えると後藤も言葉を返した。




「‥‥‥今日もお嬢様の皮肉を聞けて…後藤は安心です。


‥いずれはお嬢様が学園を運営なされるお立場としてご立派な姿勢でございます。
‥いらぬ心配は無用でございますね‥。

もう間もなく学園に到着いたします。」