「……あり得ないでしょっ――――!!」 私の雄叫びは歓声にかき消された後…我が学園圧勝のままゲーム終了の笛の音が鳴った。 勝ち誇ったあいつのしたり顔とともに苦難な日々は確約されたのだった。 卑屈な恋愛方程式の答えが示した先は…苦難の続きと…ときめきの気配だけを残して…まだまだ始まったばかり…。――――― ―おしまい―