「‥‥けど、意外っす。結衣さん、顔からして文系っぽいのに」
朝食を食べ終わった洵は、椅子から立ち上がりながら言った。
「んー、よく言われる。でも、顔からしてって・・・どういう意味?;」
「まあまぁ、細かいことはおいといて~! なんか、テスト余裕でできそうな予感がします♪」
切羽詰まった感‥まるでなしのご機嫌な洵を見て‥‥‥
私は、大きなため息をまたついた。
「へぇー、洵クンのカテ教するんだ。」
大学の食堂で、私は亜衣とご飯を食べていた。
亜衣は同じ学部の、・・・とりあえず親友で、よく一緒に行動する子。笑;
講義を休んだ時とか、色々ノートでお世話になっている。
結構美人なんだけど‥‥‥
色々性格に難アリっていうか…;笑
‥‥そのせいか、寄ってくる男はいるんだけど、留まってく男はいない;笑
「うーん。」
「そっかぁー、あ!でも、同じ家って便利よねー♪」
「?」
「なにとぼけてんのよ!わかるでしょ?ヤリ放題じゃーん。」
「‥‥は??」
「手取り足取り、性教育~。」
亜衣はそう、大きな声で言う;
「‥‥あ、亜衣;うるさいって!」
私は周りの人たちを気にしながら、慌てて亜衣の口を両手で押さえた;
もう、力いっぱい…
二度と、永遠に口を開かせないくらいの気持ちで…。