「いっ痛っ!ちょっとっ!!」



だ、誰だ!

俺の首を絞めてるのは!!

そう思いながらチラッと中庭に通じる廊下を見た。

すると澪がいるのが目に入った。

あっ!あそこに澪がいる!!



「ちょっとごめん!ボタンあげられないんだ。じゃあね!!」



「須藤さーん「センパーイ「くーん!!!」」」



俺はなんとかサンドイッチから抜け出した。

ふぅ、全く女は怖いぜ。

え~っと、たしかこっちの方に向かって……。


…いた。



「みーおっ!!」



俺が呼ぶと澪は振り向いた。