2012年1月


「ただいま~」



「おう!待ってたぜ!!」



冬休みが終わったすぐ後、葉月と遊んで家に帰ってきたらリビングの入り口で玲次が待
っていた。

な、なんだ?このなんか企んでそうな顔は…

そう思っていると玲次があたしの腕を掴んでリビングに入れた。



「ちょっとこっちこい!」



「ちょっ!痛いんだけど!!」



ホント痛いんだけど!

コイツ、あたしを女だと思ってないな!



「座れ!」



「もう!一体なによ!!」



玲次はあたしをリビングのソファに座らせた。

ていうか、ソファに突き飛ばした。

帰ってきてそうそう、一体あたしになんの用があるんだ!?

そして自分も隣に座ったと思ったら口を開いた。