「うち、女の子がいないから寂しいのよ。玲次も一人っ子だし、澪ちゃんが遊びに来てくれたらおばさん嬉しいな」 そしてもう片方の手で澪の手を握った。 「い、いいんですか?」 澪は母さんを見ながら聞いた。 「えぇ、お菓子を用意して待ってるわ」 母さんがそう言うと澪は俺を見た。 ホントに行っていいの?と目線で訴えてきた。 あぁ~もう!! 「好きにしろ!来たきゃ来い!」 俺がそう言うと澪は嬉しそうに笑った。