「そんな親のことなんてお前らに関係ねぇだろ?」



俺は1年生にしては口が悪かったと思う。

それは父さんが不良系のマンガやドラマが好きで、よく一緒に見ていた影響だと思う。



「玲次…お前なんでこんなヤツかばうんだよ?」



「あっ!もしかしてこの転校生のこと好きなんだろ!?」



健太と慎吾はニヤニヤしながら俺を見てきた。

それを見て俺はイラっとした。



「あ?だったらどーなんだよ!?」



そう言って2人の肩を押して倒した。



「お前なにすんだよ!」



健太が俺に飛びついてきた。

慎吾も負けじと俺に飛び掛った。