そしてその夜、俺は澪ちゃんのことや須藤のことをいろいろ考えてたら結局一睡も出来なかった。

俺って意外とメンタル面弱いよな。

眠い目を擦りながら学校へ来た。



「おはよ~って圭!なんだよその目の下の隈」



そう言いながら春斗が近づいてきた。



「ホントだ!圭、すごい顔してる」



そう言って仁菜も近づいてきた。

そんなに俺ってヤバイ顔してる?



「あ~ちょっと寝れなくてな」



そういうと春斗も仁菜も心配そうな顔をした。

そして結局眠気には勝てず、3時間目に保健室に行くことにした。



「すいませ~ん」



保健室に入ると保健の先生がいた。

保健室は独特のにおいがする。



「2年の高岡です。ちょっと体調が悪いので寝かせてください」



そういうと保健の先生はすぐにベッドを準備してくれた。

そして俺は窓側のベッドに入った。

ちょうど日が当たってポカポカしていてすぐに眠気は襲ってきた。

もう少しで寝れそうと思ったとき、ガラガラと保健室のドアが開いた。