「玲次そんな人いたの!?だれ~??」 そう言った澪に俺は肩を落とした。 良かったような悪かったような、微妙な気持ちだ。 「「……」」 俺と葉月は無言で澪を見た。 澪は俺たちがいきなり澪に視線を向けたから、自分の顔に何か付いてるのかと思ったらしくて、ペタペタと顔を触っていた。 「え?なに?」 そう言いながら鏡を取り出して見ていた。 すると、葉月が俺の肩に手を置いて哀れんだ目で俺を見た。