「葉月ちゃんってさ、意外とSなとこあるよね」



ニヤニヤ笑いながら玲次たちが走ってった方を見ていると、春斗先輩がそう言ってきた。



「なっ!そ、そんなことないですよ!!」



顔を赤くしながらそう言うと春斗先輩は笑った。



「ははっ!でもそんな強気な葉月ちゃんも可愛いよ」



そう言われてあたしの顔はさらに赤くなった。

春斗先輩ってそういうことさらっと言っちゃうから困るんだけど。

そう思いながら、あたし達は高岡先輩が置いて行ったたこ焼きを持って、荷物が置いてある場所へ戻った。