い、今のはかなりヤバかった。

俺だって健全な男子高校生だ。

好きな女の子に抱きつかれて上目使いされたら誰だってヤバいと思う。

しかも水着でなんて特にヤバいだろ!!

向こうでは春斗と葉月ちゃんがゲラゲラと笑っている。

葉月ちゃんって意外とサディスティックなんじゃないかと思う。



「先輩?大丈夫ですか?もしかしてあたしがぶつかって怪我とか…」



澪ちゃんが心配そうに首を傾げながら俺を見つめた。

その仕草も水着だからなんかエロい。



「な、なんでもないよ!さぁ、泳ごう!!」



そう言って俺は澪ちゃんの背中を押して2人のもと向かった。

その途中俺は澪ちゃんの耳元で言った。



「その水着、可愛いね」



そう言うと澪ちゃんは顔を真っ赤にして俯いた。

ホントに俺の彼女は可愛いわ。

俺は満足げに笑った。