俺は澪ちゃんに気になることを聞いた。

そしたらやっぱり相手は須藤だった。

幼なじみだからって仲良すぎないか?

付き合ってるか?ってことは否定していた。

首が1周するんじゃないかってくらい首を振っていたから、多分本当だろう。

それで一緒にいたことにはわけがあるらしい。

俺はそのわけを聞いた。



「…練習…してたんです」



「練習?」



澪ちゃんが視線を下げて言った。

練習ってなんだ?

そう思って聞き返した。



「せ、先輩とのデートの…練習…」



そう言って澪ちゃんは俯いた。



「…」



俺は唖然とした。

俺との?デートの練習?

わざわざ俺のために?

須藤を使って?

そう思ったらだんだんおかしくなってきた。