月曜日の朝、学校に行くと仁菜に呼ばれた。

また告白とかだったらどうしよう。

そう思いながら廊下に出た。



「圭、佐伯さんと付き合ってるの?」



いきなりそんなことを聞かれた。

まぁ、別に隠してるわけじゃないから言ってもいいだろう。



「…あぁ。付き合ってる」



そう言うと仁菜は少し悲しそうな顔をした。

そして、言いづらそうに口を開いた。



「あのね、一昨日、駅の近くのオムライス屋さんに行ったら佐伯さんがいたよ。男の子と一緒にいて、とっても仲が良さそうで楽しそうだったよ」



それを聞いて俺はドキッとした。

……男?