2013年6月


「ふっふふ~♪玲次くん、あっさでーすよ~♪」



あたしは珍しく、起きる時間になっても起きてこない玲次を起こしにきた。

そして、玲次の部屋のカーテンを開けながら話しかけた。

すると…



「ん~、キモ~イ~」



玲次はベッドの中で伸びをしながら寝返り打った。

そして掛けてある布団を頭まで被った。

今聞いちゃいけない単語を聞いた気がする…。



「ん?なぁに?玲次くん」



あたしは玲次の布団をそっとめくってもう一度聞いた。

すると今度ははっきり答えた。



「朝からそのテンション…キモイ」



はい。

今日も朝から須藤家では喧嘩が始まりました。