銀髪の人に無理やり連れてこられた場所は、音楽準備室。



「入って!」



そう言われて背中をドンと押された。



「キャッ!」



あたしは押されて転んだ。

イテテ、もう少し優しくしてよ。

そして顔を上げた瞬間、愕然とした。



「はい、つれてきたよ!!」



「おっ!なかなかかわいいじゃん!!」



そこにはこの学校一の不良と呼ばれてる田端って人と、緑色の髪をした人がいた。

田端は、無表情であたしを見ている。

緑色の人はニヤニヤ笑いながら銀髪の人と話している。

怖い…。