スイカバーのことばっか考えてて周りを気にしていなかった。

ん?もしかして呼ばれてる?

あたしは振り返った。



「え?あたし?」



「そう!君だよ」



そこには高校生くらいの男の人が2人いた。

一人は右耳にピアスが数え切れないほどしてある。

もう一人は…うわっ!左腕に刺青?!

俗に言う不良というものだと思う。



「うわっ!ビンゴ!」



ピアスの男があたしの顔を見て言った。

ビンゴ?ビンゴゲームでもやりたいのかな?

でもなんかニヤニヤしてて気持ちが悪い。