「ちょ、っ智くん!」
びくともしない。
男の人だ…
智くんから¨男の人¨を改めて感じて少し怖くなった。
「うーちゃん…」
ちゅ…
一瞬だけど智くんとキスをした。
唇と唇が触れるだけの優しいキス。
「いや?」
「…」
「うーちゃんが悪いんだよ。約束を忘れるから。」
約束…
そう。私は約束した。
小さい頃、智くんと。
大きくなったら結婚しよ。って。
公園でキスしたんだ。
「…思い出した」
「ほんと?」
「うん。いつもの公園でキスしたんだよね。」
そういうと智くんはさっきより深いキスをしてきた。
「…っ、ん、ハァハァ」
「うーちゃん…」
ぎゅ…
おいおい、次は抱きついてきましたよ。
智くーん
私は心臓がはち切れそうです。

