「なぁ、聞いた?正樹と由美ちゃん付き合ってんだって」


「おう、聞いた聞いた!」


林正樹と、橋本由美。


俺らのクラスか。


女を泣かせた時点で俺は行く。
まちがってない。
俺だって女や、泣かされたことぐらいある。

それより何より女友達が泣かされることが1番嫌や。
男があんなやから泣く女が増える。

だから俺は女を泣かせた男は容赦せぇへん。


「ついに、正樹もかぁー、」


「僕も可愛い彼女ほしいなっ」


「俺も。」


あのサッカーした日の後、俺はサッカー部に入部した。


で、今は部室。


「そんなにか?」


「「「えぇーっっ!!?」」」


「だーから、なんで声揃えて言うねんな(笑)」


「だって、那津も彼女いないわけだし!!」


「クリスマス近いし!!」


「可愛い彼女ほしい時期でしょ!!」


俺、女だし!


なーんて思いながらも、


「彼女なんていて何になるねん」


「「「守りたくなる。」」」


「はいはい。」


「那津くん、関心なさすぎでしょー!」


「俺は~、クリスマスはお前らおればええわ!」


「あらやだ、那津くん♡」


「やめろや、雄太(笑)」


「私を彼女にもらってくれるの?♡」


「やめろ、柊真(笑)」


「那津くんは僕のだよー!」


「桐まで~(笑)」


「彼女なんていらないか!」


「お鍋パーティーしよーよ!!」


「「いいねぇ~」」


「那津くんちで!!」


「「賛成!!」」


「12月24日、那津くんち集合!」


まーた、こいつら勝手に…


まぁ、今回はええとしたろ。