「なっつー、帰んぞ~」


「おん」



まぁ、いつも通り楚羅と帰ろうと、
思ったんだけど…


「楚羅くん、ちょっといい?」


「お?なんやー?」



と、まぁ女の子に連れて行かれた楚羅。

また告られよんのか。
どないもてんねん。


俺、なんしよ。
楚羅行ってもーたしな。


「那津、なにしてんの?」


「おぉ、雄太。」


「なにしてんの?」


「楚羅待ってるねん。また連れて行かれよった。」


「相変わらずモテるね、楚羅くん。
まぁ、双子に思えないほど性格の違いありすぎるだろ(笑)」


人見知りで口下手で悪かったな、と思いながら、


「雄太なんしてんの?」


「俺、今からサッカー。」


「サッカー部?」


「そっ。今日は自主練だからみんなでするけど、来るか?」


「暇やし見にだけ行くわ。」


「おっ、行こーぜ!」


と、まぁ、流され気味にサッカーへ。