可能性


「敦志、敦哉
死なないでー」

もう
2人の布団は
私の涙と
汗で
ぐちゃぐちゃになっていた

「な……かな…い…で………」

「敦志!?」

敦志の声がした

「だい…じょ……う…ぶだ…から」

「敦志ーー」

「ほら…
そんな…に…なく…なっ…て」

敦志は
力尽きた弱弱しい手で
私の涙をぬぐってくれた

そして












































優しいキスをくれた