「えっ!!」

そういえば
隣の家に最近引っ越してきた家族がいるって
聞いたようなー
聞いていないようなー

っていうか
この人
やけになれなれしくない!?
名前呼び捨てだしっ!

「早く受付行こうよ!」

「…っあ、はいっ」

ってか
そっちが邪魔してきたんですけどー

まぁ
もう中学生ですから
大人の対応大人の対応!!

「敬語なんか使わなくていいよ
あっ!そうだ
名前言ってなかったね
僕の名前は青山俊也」

変な人

これが私の彼に対する第一印象だった

「はいこれ」

俊也はなにか白い紙を渡してきた



青山中学校の1年生は、
173人で5クラス
私は2組だった
同じ小学校の友達は、
飯田勘太
佐々木久美
相本桜(※男)
幸林リオ
そして、
大親友の松本葵の5人
他の人はまったくしらない人ばかり

こんな
ごくごく普通な中学校生活をスタートした私

しかし
そのあとには
だれも予想できないストーリーがあるとも知らずに



私は森の中にいた





鳥の声が聞こえる





水の流れる音も聞こえる





女の人の声も聞こえる





えっ!

女の人の声!!