部屋の中も
掃除機やほうきや雑巾が
勝手に掃除をしている

それに

みんなが魔法服を着ている

魔法対決をして遊んでいる子供もいる

「なんじゃこりゃ」

海助や山口兄弟も
私と同じように驚いているらしい

「ここは【ストーン】
今から君たちは
ここで
魔法の修行をしてもらうよ

ついてきて！」

私たちは
俊也に言われるがまま
ついていった

着いた場所
そこは
人間界でいう
学校のような場所だった

「３時間
時間を与える
魔法をマスターしなさい！」

魔法の教師のような人が
言った

普通
魔族は
１年かけて魔法をマスターするというのだが

「なんで
私たちはそんなに早くマスターしないといけないんですか？」

私は先生に疑問をぶつける

「それは…
君たちに
人間界と【ストーン】の
両方の問題を
解決してもらわなければいけないからなのです

どんなところでも
問題とは起こるものなのです

ここ【ストーン】では
中学魔族から大人になるまで
問題を解決することが
決められているのです

まぁ
がんばってくださいねっ」

軽々しく言うもんだ
人事だと思って