俊也は
さっきと同じように
指をパチッとならして
3人分の魔法服を出した

海助には
水色の

敦哉と敦志には
赤の

そして
私には
ダイヤモンドがたくさんついた魔法服が

サイズは
ピッタリのようだ

「次に
杖と
ほうき
を配るよ」

次から次へと魔法グッズが出てくる

魔法服を着て

上に手を伸ばすと
つえ

横に手を伸ばすと
ほうき

が出てくるらしい

私たちは、
さっそく杖を片手に
ほうきに乗って
空を飛んでみた

屋上にいるのよりも

さらに
気持ち良い風が
私に触れてきた

子供のころに見た
絵本の中の魔女も
こんなに気持ち良かったのかなぁ
と昔の事を思い出してみる

すると
突然

「よし
これから【ストーン】へ行くぞ!」

少し上機嫌に俊也は言った

【ストーン】って
そんなに楽しいところなのかなぁ?

「行くって
どうやって行くんですか?」

海助が
ほうきに乗ってぐるぐる回りながら聞いた

「ぅーん
とりあえずついてきてよ!」

言葉の通り
私たちは俊也について行った

着いた場所





それは




















学校だった