それでもいい。~偽りのお前~





「お前、息荒すぎ。」


「風我が激しくしすぎるからでしょ。」


「気持ち良くなりてーんだろ?」


風我は、得意げに言う。


「バーカ」


そういって笑うと、風我は私を優しくベッドに導く。


「…もっかいやってやるよ。」


耳元でそう囁き、風我が私の体を触れようとした。


♪ピロロロロロロロロ…


私の携帯の音が部屋中に鳴り響く。