「この子、あたしの友達の麻依」 麻依の制服の裾を掴んであたしの隣に移動させながら紹介した。 「麻依です、いつも愛莉に迷惑かけられてます!」 麻依は元気よくそう言ってかわいい笑顔で頭を下げた。 なにいってんのこのこ。 お母さんはビックリしたように麻依を見つめた後、ほっこりと笑みをこぼした。 「お友達なのね!愛莉がいつもお世話になってますぅ」 なにこのふたり。 意外と打ち解けてるし。