ふわふわな恋。


音が鳴り響いた瞬間、あたしは右足を踏み出して全力で走り出した。

できる限り腕をたくさん振って足も大股にして弾むように。

けど、右側で軽々とあたしを追い越して行く優くん。

こりゃぁ無駄な努力だな、笑

そう思い、諦めてスピードを落とそうとしたその瞬間…ーーーーー